「裸眼」naked eyes part 4
「裸眼」naked eyes part 4
47 0910
ちんことものさし
ファーサイドとニアサイド
ヘソから近い根本から測定するか ヘソから遠い根元から測定するかは
道徳心や自尊心や卑怯心や社会性や自己申告は
そこら辺から発生してくる
きみが使っている定規 チンポの長さ測った事あるよ
見られたり 使ったりすれば 同じようなこと
まともな鏡は まともな現実を映す
実用したときの拡大で 収縮は何もなかったかのように
白い雲のように 白かった雲のように 白かった浮浪雲だったように
白かった積乱雲のように
48 0910
天白トライアングル
頭の上に蚊が2~3匹もわ~んと居る女を定期的に抱いているのだなぁ、と思うと膝から崩れそうになる
ヨボヨボの蚊にあるだけの血を全て吸い取らせた方がまし
ドブ吐いてゲロ ドブ流してゲロ
ドブから湧くもの 発生するスルドイ蚊
基本メスしか血を吸わない 血液は栄養分
栄養分は分かち合う
懐かしい記憶は 少年時代へと直結すれば
アスファルト 雨上がりの車に轢かれたカエルのような臭い
破裂した死体 生臭く 精子臭くもある
絶頂に達する時に○ブサイク○の顔が浮かんでくる
川に住まうタコ やはり八本足で浮いている
眼が合うと殺し切りたくなる 浮浪蛸 フロウ イン トゥ ア スペース タコ
手で掴んだら噛まれた
心因的に殺し切らされた ぬかった まぬけった
どうしてだろう、カラスが鳴くと午前中でも午後過ぎでも、気分が疲れちまう
そして出会う
銀色の宇宙タコ 心が成長し始めると宇宙の大きさにビビり 虚数の存在を恐れだす
10月にされた宇宙タコ タコの神
49 0910
「もう、そんなこと言われても何も出ないわよ」
「もうたまらん色気がしこたま出てますよ」
50 0910
遺伝子組み換えの不正表示のせいで君の好きな菓子は棚から撤去された
発芽します 成長します 供給します 化石燃料に成ります
夢のような暮らしだったと言うけど実は得意の現実逃避でした
体感時間は人さまざま 辛い時も楽しい時も 一日は一日
遺伝子組み換えの不正表示のせいで俺の精子は棚から撤去された
発狂すると発病します 発射すると射精します
献血された赤い血がどうか美人のもとへ届きますように 猫の寝返りするためのような日々
どうやって狂っているかを狂ったように考えて本当に狂う
翻訳されるほどのものではない
言動が余りにも他人よりも速い人は見えないし たまに日本語でキチガイと言われる
何も見えない 眩しい まぶしい
51 0910
いい加減忘れてしまった妻の顔を思い出すために東北へ旅に出る
演歌はいつも北に向かう 南国だとヨナ抜きでムードがでないからだろうか
雪が舞い 熱燗が沁み 波止場にいて ちょっと寂しければ
ムード歌謡 ムードアンビエント
妻の質向上委員会
52 0912
過去を思い出して後悔したり 過去を美化したり
過去に生きれないことを知っていて時間を掛けるのは愚かなことになる
なぜなら現実に生きていないことになるし
心が不在になる たぶん過去もそうだった
これだと永遠に心は空っぽになる
空虚な世界に生きる孤独な濃度をまた薄めるのは無意味だろう
誰に対しても
思いつめてアタマから離れずに煩悶して
なんかの弾みで外に出て歩いてみれば「なんだったんだ、あんなこと」って
なるんだから
収斂されていく姿形が奇妙に見える
何も無かったかのように現実の混沌度合いは計れない
53 0912特にエロイ下着 特にいい匂い
結果
陽の目を見る事が出来なかったセクシーランジェリーたちに黙祷
どんな気分で選んだのだろうか どんな調子で買ったのだろうか
どっちの足から穿いたのだろうか ためし履きで興奮したのだろうか
メリーロンロン メリーロンロン メリーロンロン メリーロンロン
素材とか形とか色とか
履いているだけでムラムラするとか 特定の人を想っていたとか
現場で脱げなかったとか やぼったい愛や 恋のキャンセル待ちや
メリーロンロン メリーロンロン 三日月の舌ざわり
メリーロンロン メリーロンロン
忘れていた記憶が発情し始めると ひとりの夜に思いだし身悶えれば
身体が火照(ほて)りを思い出し 空虚な下着
結果
陽の目を見る事が出来なかったセクシーランジェリーたちに黙祷
54 0912ギッチョギッチョ
心も左に曲がれば 真心も左に曲がり
陽物も左に曲がり 気が付ければ小便が真左に曲がる
左折して 左折して 挫折していた
カルマという業病により 大元も真左に曲がっている
守備位置なのか 攻撃位置なのか
偉大なる極東の 左翼たち作用
糖分が欠如し始めもう何も考えられない気分たぶん
55 0912限定された時間は長く感じて 限定されない時間は短く感じる
世の中には完全な球体は存在しない
問題は1つもない 全て解決する必要はない
問題は起こりえない 意味や理由や価値や存在しない
意識の解体をする必要はない 概念的意識の解体をすることもない
反芻することでしか認識が上手くできない時期は
逆説的にはどちらもあるように死に平等が無いように生に平等がない
限定された時間は長く感じ、制限のない時間は短すぎる
現実の理想像は 豊かな理想像であった場合ほど収拾がつかなくなる
言葉は全て抽象の塊 意識をどれだけ表面に出せるかの違い
言動化した現象は表面空間での半分でしかない 心理的な残りの現象は半分が残っている
反復だけが身体に残り 全ての関係は一度きりなのに憶えていないと後悔した気分になる
時間をしっかりと使うことを忘れている
56 0921
恍惚が精神を和らげる
おなじように日々を過ごしているようでも 少しずつ変化していて
全く同じことはない 同一人物がいないように 時間でも同一時間はないらしい
脱力が快感に向うと気持ちが楽になる 手から離れる困惑を放置していればそれはそのままで構わない
本当に気になるなら放置はできないし手放したりしない
過去の中に放り込まれたって何一つ現実が変わるわけではないのだし
通過してきたものから何を映し出せるか その程度でいいと思う
囚われる擬る感覚が記憶郷愁を誘い もうどうにでもならない幻影だけ浮かびだす
これにはキリがなく果てもない 今に存在していないことがどれだけ不幸なことなのだろうかと
改めて体感されてくれる そんなに多く隠喩は紛れていない
記号や数字にまで特別な意思があると思い始めると
混乱が時間を乱して 手つかずの苦しさで埋め尽くされる
自分のことに構わなくなると他人のことにも構ってられなくなる
それはとても寂しいことになる それは寂しいことになる
57 0921
普通という概念が怖い
概念という固定観念を作り出すと勝手に枠という基準を作ってしまう
単純さの上にも下にも 複雑さの上にも下にも
身分の線には上も下にも 意識的にも無意識的にも
前後にも左右にも 境目が脳を分断すると 決めつけが分割される
あたりまえと思う感覚が気持ちが揺されてしまい
変化する事象に時間を経過させられる
正負を問わずに排除しまうことや
染みついた判断が本当のことを隠してしまう
感じたものを受け取ろう そう信じていれば
何も怖くない
58 0921
正直に言うと何をやっているかわからない
試行錯誤をしながら自分を試しているだけ
実験を続けていたら構築されているものなのか 解体されているものなのか
続けていることが実験のようでもある
日々は運転されるもの 誰もが個人生産者
本当は何にも意味が無くて 誰かが何かの意味を後付している
考え過ぎると吐きそうになる
無意識を覗く仕事 意識を覗く仕事
心身の断層が浮き上がる それは表面的なもの
空間に対流していて内側に残ったものだけが自分の言葉
正気と狂気の境目は眩しい59 0925
それでも継続しているのが諸々の付き合い、これを書いた1秒後も過去・
価値もない反復をしているとアタマも身体も皮膚も狂って発狂したくなる・
回ることしか出来ない連中なんかさっさと自己消失・
生き急いでる感覚にさえなる・
過去はゴミ、ゴミの過去、ゴミはゴミ、未来にしか呼吸したくない・
目覚ましをかけないで眠る それだけの贅沢でうっとりする
昨日は世界中がふざけあって現在は何をしていたか覚えてない
暇な癖していつも何もしていない・
この有様、うんざりだ 何度目だ悔しさを通り越している・何にも成れず「1年が早い」と同じ場所で成長しない気で沈む・
ああ、昨日、一昨日、今日、明日…ずっとこんなものか 変わりたい・今日と似た日をもう何日も繰り返しているのだろうかと・
死を全力で拒否するよりも、少しずつ身体に入れていった方が、健全だ/健康だ・
正常な戻りたい時に思い出したくなる映像は何だろうか・
日々を描いて書いて、その間を埋めている 日々書いて、その間を考えている・
60 0925
いつの間にか 人間というフォルムが嫌いになっていた
だんだん自分を演じきれなくなっている 誰かのフタを閉める為に在る理由じゃない
何というか、どう転んでも性格がパブリックイメージとか期待できないにも程がある・
染色体を傷つけあって生きている
何か自分のものにしないと、見向きもされずに、自分自身にさえ置いていかれる
真直な道だから間違わないよ、選択肢なんかない、よっぽどのバカでなければ辿り着ける・
何だかこの道は 何だか狭くなってきている
いつの間にか砂利が増えている 道路はシナシナしている
61 0925
混乱している
何をしているのかを忘れている
したことすら次には置き忘れている
たぶん気の滅入るような無意識を覗く仕事をしていた
焦燥感が唇を乾燥させる 身体に掛かる圧力は浅いはず
自らなぜ難しくしているかがわからない
意思が話を進める推進力が欠けている
アタマにフタがあって ココロにもフタがある
人を描くよりもその人の骨を見抜いて描いた方が楽しい気がする
どこか時間を待っている
偶然か突発か 自発か受け身か いづれか
気持ちを置き去りにするべきではなかった
手応えがなく通りすぎていく
手応えのない実感は現実感を与えてくれない
62 0926
混乱させるほどの情報は僕に何をもたらすのだろう
膨大すぎて選べない情報は混乱をきたすだけ
メロディは良いんだけどテンポが悪い感じ
貯蔵されたストックを使いこなせずにいる
つまり憶える必要のないものまで覚えた
自分の言葉はどこからだったろうか 自分の気持ちはどこからだっただろうか
複製で他人の気持ちが入り混じってしまった錯覚さえ生じる始末で
本当の自分の声を忘れてしまった気持ちになる
言葉を覚える前か 声を忘れてしまう前か
すでに終わってしまったことのものか
63 0926
言葉の記録が 文字の記録が 残された言葉が
まるで自分の言葉ではなく 過去に遺留された
自分とは全く関係のないものに思えてならない
過去の時間に生きた言葉が自分の意思と関係なく記録されている
不思議で仕方がない
それを扱うときには もう感情はズレていて
重なる部分を合わせながら 歩調みたいに時間軸の異なった自分を客観視しているようだ
64 0926
きっと これらは追いつけない先行された理想なのだろう
自分が作り出した模造に思考が表現として実行できない
それでも創造することによって
次の何かを与えてくれる巨大な塊にも思える
内面と外面の境目を定めるための点
自己定点を模索することは楽しいこと
苦しいと思いながら模索しても そこには結果が何もないことになる
少しずつ苦心しながらも楽しみながら投影していく自己映写に違いない
編集された完成図の欠片で編む ひとつの表
始めは複雑な形を見せながら やがて簡易な形態を取り出すだろう
プラスとマイナスだけでも振り分けられる種類もある
偶然が意図して現れる現象も起こすだろう
65 0926
置き去りにするべきではなかった 呼続しているうちには 未だ救われてる
2日空いたので、感覚が違っている しぼむ前に抱いて欲しい容器も存在した
気づくこと、考えること、動くことは全て違っていた
内的に出てくる感情がはみだしてくると
温もりが夢に落ちる 両眼を開けて見ている夢を
どうか 僕のいる風景で続けて欲しい
大気に押さえつけられたみたいに落ち込んでしまうような眼は抵抗もできず
必然的に下にしか向かない事象にはもう うんざり
違う新しいことを探している
移動するということは 感情を入れている容器も移動しているので 移動後にも感情が変わってゆく
66 0926
どれも大事な言葉なのだろうか
寄せ集めた過去の感情の欠片を眺めていると
脱いだ身体に置いていかれたような錯覚に陥る
思考が転々として定まらず焦りだけを生ませるようならば
それらは脳内倉庫に保管しているべきなのだろうか
自分の現在でできる一筆書きの表現をどうする?
つけ足してより良いものにしようとする?
語彙に囚われて身動き取れない複雑さに苦笑いしているだけ?
とことん抜きあって次の自分に向かうことも無くはない
時間が経過して成果のあがらない心境を押し込んで進む
現在はそれだけ
67 0926
僕は虫のように這っていた 答えを探して土まで掘り返す
アスファルトを砕いて 土を眺めながら
ありもしない答えは見つからない 探して掘り返した空洞ばかりを好きになる
自分にできた穴ボコばかりに気が向いてしまう
68 0926
目覚めたときの億劫さと無駄に食べられる時間
なかなか結びつかない文脈 もつれる舌
不安定さを軸にして 心が逃げようとしているのだろうか
良かったときの感覚で今の自分を蔑んでいるようだ
奇妙な拘束を受けているのがバカらしく 情けない
もっと 風に向かって吐くツバみたいな言葉で羅列できれば
自分を見つめられるようになれるのだろうか
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