1月14日月曜日 成人の日祝日

図書館に返却に行った。
やっぱり自転車は要らないなあと返してしまった。
歩ける範囲の生活の方が好きなのかも。
3駅分くらいは普通の場所と設定したい、せめて。

ようやく、いだてんを観た。
けっこう面白く、
こんな展開になりますムードでクドカンだけど45分間でアッサリしてて観やすい。

あまちゃんとはまた別。タイトル横尾忠則。背景画、山口晃。
大友良英/芳垣好洋、音楽。久しぶりに大河。
前から歴史ものでなくてもよかった気がする。
大友良英ニュー・ジャズ・クインテッドでid10という曲でテーマを聴いていたので、
その通りよかった。
アンサンブルからもう13年とか経つっているのかあ、へぇ~。

夕方GRECOギターの修理を取りに行く。

ヴォリューム部分直してもらう。3000円。
基本的に、50年前の部品はないから、壊れたらかなり状況は厳しいといわれた。




「岸辺の旅」を眠りながら観る。

青山信二監督だったので、
好きか嫌いか分かれる場合が多いと思うけど、
これは相当よかった。

溝口健二の雨月物語を映画館で観終わったときの感触に
最も近しくてもう諦めていた二度とこんな経験は来るもんかとない前提だった質感が
まとめて襲ってやってきた感が圧力とともに。どばっと。

死んだ夫が3年ぶりに帰ってきて、

その期間、待っていた妻が夫が過ごした3年を旅する物語。

想像以上に、構成から映画自体が質が高く、近年まれにみる良さだった。
観た後でもしばらく余韻に浸れるし、

相当完成していた。上も上。

人生でのトップ50本に入るだろうな。
記載しているのが観た直後じゃなくて、書いている今が八日後だから。
(現在、1月23日午前2:31)

すべて直後には書かない癖があるけどれも、間違いなく名作です。

深津絵里はいつもより現実にいそうな親近感とムリしてない存在感。

序盤の生きている妻の方が気力が死んでいて、

夫の幽霊である浅野忠信の方がよっぽど生き生きしてるはじまりからいい。

深津絵里の空虚感を実体験で埋めていく行為は儀式っていったら大げさなんだろうけど、
いろんな人が欠けている、とりとめのない気分であって、
こんなに自分にハマるなら、
もう少し過去に気持ちを開放してやれたような気がする。

自分が何者でもなくて、世の中や風潮があやふやで可視化は不可能であるけど

「自分ってなんだったっけ?」あなたはあなただからとしか答えようのない事実を

妻の認識を得て実体化をうまく行っている。

ようやく自身、夫婦、感情に気づき、

なかったものや、夫婦二人でようやく共有できたものを取り戻していく。

もしくは、はじめて一体化したのかも知れない。
とても見事でした。本当に大切だと想う人と一緒に方がいい。

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