1月13日日曜日
テレビを付けたらバスケの試合。天皇杯、千葉ジェッツ対栃木ブルックス。
2年前は試合を観に行ったけど、
キリがないからなあ、と途中でテレビを消してしまった。
OT終了直前、富樫勇樹が3ポイントシュートで逆転と知り、
後で映像を観た、ああ、やっちまった。
富樫先生ごめんなさい。
父の富樫英樹先生が中学時代3年間ずっと体育教師で恩師だった。
なので、そこそこ浅からぬ縁を感じてしまいがち。
父にはアタマにハンマーを喰らい、息子とハイタッチしてるって、どうなんだろう。
正直、微妙。ダサいなあ。
見たことある同級生は富樫お母さんがスゲェ美人とも記憶している。
名古屋オーシャンズダイヤモンド(書くと長いなあ)との試合では
千葉ジェッツ側ベンチ脇で応援してたし、
その時も富樫選手はMOM,MVPだった。
相当なスター選手だと同級生から話があったのは、
いつからだったろうか。幼馴染は担任であった富樫先生を同窓会で会っている。うんこ殴ったら担任外されたとか、そんな話を聞いた。
富樫先生が全日本中学監督をしてる、という話も知っていたので、
相当すごい人だったんだからの、背のあまり変わらない息子さんがバスケ会の顔役。
自分らの無力さというよりも次元が違いすぎて応援するしかない。
中学校時代は、うちらの世代からヤンキーが存在せず、
逆にあれダサいっしょ風潮はあった。
体育館をランニングしていたとき、
フリースローを打ってて、
やたらとすぐ上に投げて板にあてないフォームの富樫英樹先生。
のちにスクープショットと知る。
同級生の男子バスケは優勝しかしない連中だった。
市内は無敵、基本負けなし。
散らばった高校先では即戦力のみ。
補欠でもレギュラー確定のスキル。
記憶にある富樫先生の口癖は、
(男子には)ぽん、ぽんつく、(女子にむかって)ぶーす、とか
抵抗したら殺されるかと思うやばい人の第一印象。
中学校って軍隊だったか。
入学当初にどこの軍隊に配属されてしまったのだろう自分たち状態、あれれ。
果てしない、亜空間の中にいるっぽい、
「休め気を付け、右向け左向け回れ右、集合と点呼の反復動作のみ」という授業だった。
一人でもトチると連帯責任で全員での猛練習。
合同で行っていた隣のクラスは早早クリア。
あ、ずっとやってれば終わるってパターンではないんですね!
失敗したら自分立場的にやばいぞ不安からの恐怖で震えるやつもいた。
GWを明けても続き5月の中旬ようやく習得しクリアした記憶。
脳と意識とかではなく完全にぶっ飛んだ経験でもある。
人生で初めて出会ったわりと随分と突き詰められた作業だった。
同級生は恐れおののくと同時に、
はやく終わらせて球技の時間を我らにと気合入れて反発する人はサドS気質。
調教具合ゾクゾクしていたらマゾなM人。
どっちでもなかった自分はノーマルでN気質だと思った。
あの果てしない軍事練習で認識として、
逆らったら相当まずいと本気で誰もが疑えなかった。
その反面、すこしの変化に気を遣う繊細さがあって、
胃を痛めて定期試験を休んだ日のあと体育の授業で見学してたとき、
気が付いたらグラウンドのサッカーのゴールポスト裏付近で自然な形で
「なにかあったのか」「悩みがあったら心にためるなよ、いつでもこいよ」と
誰にも聞かれないように全く別人の顔でやさしく囁かれた。
他に体育の授業中ラインを割りそうだと思ったから取りにいかず走るのをやめた時に、
ものすごく問い詰められた思い出もある。
ラインを割ると排水溝のブロックのフタがあって以前ケガをしたことがあったので、
正直怖くて追えなかったと答えた。
追っても間に合わないと思って切りあげてしまったと、
言いながら後悔して気づかせてくれた。
受け持たれた生徒は、たぶんこのような思い出を何人も経験しているのだろう。
卒業文集に確か、松山千春の恋の歌詞をシンプルに掲載していた記憶がある。
オカンがファンなのでたぶんそう。
千葉から名古屋まで応援に来ていた
背番号2番の富樫勇樹ユニフォームを着た女性に話を聞くと、
過去の歴代としても超絶すごい選手いう。
「富樫選手、中三の夏の誕生日前日に生まれてるんですよ、確か」
夏休みの個人学習室でだったと思う、
息子さんの名前も一文字違いだったので、なんか憶えていた。
お父さんが体育の先生だったんで伝えると「ムネアツです」と言われエピソードを伝えた。
スポーツ選手でプロになるだけでもすごいのに、
スター選手でどれだけ夢を与えているのだろうと驚愕せずにはいられない。
部活の顧問だった社会の橘先生は2、3年の担任でもあって、
こちらのエピソードは深く多い。
1年時の担任のすぐ扁桃腺の腫れて休んでしまう数学の小野先生。
気づくと用務員室に居て、教室と教務員室とは違ってリラックスしてたなあ。
中学までは担任に恵まれていた。彼らは宝船に乗っていたと思う。
というか、恩師という感覚はここで完全に途切れている。
「ビジター」を眠りながら観た。
冒頭だけで尻すぼみだった。
早送りしてたり、最後のシーンだけ観て、こういう行為自体が
ああ、自分が成仏していなかったパターンか。
わけのわからない中盤すべて亡くなった時の行為を再現させて認識させていたのか。
ガックシ展開。
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